ニュージーランドと聞くと「羊の国」というイメージがある方も多いと思います。人よりも多くの羊がいて、広大な農場に羊がのびのびと生きている…

ところが実は近年、羊の数はドンドン減っているんです。最近の国勢調査(2018年)によると、その数がさらにここ数年で減ってしまっていることがわかりました。

今日はそんなニュージーランドの羊事情と、実際に彼らが見れて、触れ合える場所を紹介していきます!

ニュージーランドの羊事情

減ってはいてもやはり多い羊の数

Statistics NZと呼ばれるニュージーランド国勢調査 2018年統計によると、ニュージーランドの羊の数は約2千720万4500頭。
ニュージーランドの人口は約487万人ですから一人当たり約羊6頭がいる計算になります。

これだけ聞くと、「やっぱりニュージーランドは羊の国だ!」と思うかもしれません。

しかし、その数は年々減っているのです!ちなみに1982年には7千万頭の羊がいたそうです。減っている一番の理由は羊毛の需要が、化学繊維の進出により減っている事。その結果、多くの農家は牛の飼育を始めました。

ニュージーランドは「牛の国」と呼ばれる日が来るかもしれません。

とは言え、やはり郊外を運転しているとたくさんの羊が目に入りますし、人ひとりに対し羊6頭ですから、まだ「羊がたくさんいる国」には間違いありません。

他の国と比べてみると

ちなみに、羊の生息数のナンバーワンは中国。ですが、中国の人口は約14億350万人に対し、羊の頭数は約1億6135万頭。なので、一人当たりの保有数は約0.1頭以下と非常に少ないです。

2位はオーストラリアで 7千212万頭。人口一人に対しおよそ3頭で、3位はインド の6千万300万頭。人口一人に対し0.05頭です。

やはりニュージーランドの羊と人の割合は高いですね!

羊の種類

ここからは代表的な2種類の羊を紹介していきます!

ロムニー種

ロムニーはニュージーランドで飼育されているの羊の大半の割合を占めている品種。羊毛の育ちが早いため、年に2回毛刈りが行われます。よく食肉用にも使われています。衣類には向いていない品種でカーペット等に利用されています。日本でもカーペットに使われている羊毛原料の70~80%はロムニー種が使用されているようです。

メリノ種

ニュージーランドで2番目に人気のある羊の種類。毛刈りが可能なのは年に1回ですが、繊維が細かく柔らかい上質な羊毛で、主に衣服に使用されます。お土産屋さんで売られている羊毛製の洋服はメリノ種からとれたものです。

ちなみに、ロムニーとメリノの2種でニュージーランドの羊9割を占めると言われています。

羊に会えるおすすめの場所

1.コーンウォールパーク

オークランドで無料で羊に会える代表的な公園といえば、「コーンウォールパーク」です。
公園内に「ワンツリーヒル」という小高い丘があることでも有名です。オークランド市内からバス等で30分あれば行けます。

公園内に行くと、結構な数の羊に出会え、人に慣れていることもありかなり近くまで行く事が出来ます。近づきすぎると逃げてしまいますが。

8月~10月ごろなら、かわいい子羊達がたくさんいるのでと牧草地の景色をとって、これぞニュージーランド!という記念写真が撮れますよ!

コーンウォールパークのサイトはこちら

2.シープワールド

オークランドの北、車で50分程にあるシープワールド(Sheepworld)では、名前の通り、たくさんの羊と触れ合うことが出来ます。

園内では、羊の毛刈りと牧羊犬ショーや、子羊へのミルクやり体験等が楽しめます。羊のほかにも、子牛や子豚・ヤギ・ロバ、アルパカ・ポッサム・ポニー・インコなど様々な動物が飼育されており、園内で販売しているエサをあげることができます(別途有料)。

子供が楽しめるアスレチックエリアや軽食が食べれるカフェもあり、園内の売店では天然素材から作られた高品質のウール製品・衣類や履き物のご購入も可能です。

シープワールドの情報

営業時間; 午前9時から午後5時まで。クリスマスのみ休業。

料金; 大人$34.5 、子供$12

住所; 324 SH 1 (4km north of Warkworth), Warkworth, New Zealand

電話番号; +64 9-425 7444

ショーの時間;毎日午前11時&午後2時

シープワールドの公式サイトはこちら

3.アグロドーム

ニュージーランド一の温泉街、ロトルアにあるアグロドームには、なんと26 種の羊が飼育されています!その他にも10種の牛、アルパカ、ラマ、馬、ヤギ、鹿、ロバなど、たくさんの動物がいます。

アグロドームのファームショーはニュージーランド最大かつ最高と言われており、日本人スタッフによる同時通訳も利用が可能です。

ファームツアーでは全天候型のトレーラーに乗って350エーカーの牧場の中を回ることが出来ます。ツアー中はニュージーランドの農業体験を楽しむことができるよう工夫されていおり、羊の毛刈りや牛の乳しぼり、競り市、餌やりなどに参加することが出来ます。

上の写真のような、羊の上を駆け回る牧羊犬の活躍もなかなかです。

アグロドームの情報

営業時間; 午前8時半~午後5時

料金; 大人$70、子供$37(ファームツアーとファームショー両方行った場合)

住所; 141 Western Road, Ngongotaha, Rotorua 3010, New Zealand

電話番号;+64 7-357 1050

ファームショーの時間;9.30am、11.00am、2.30pm

ファームツアーの時間;10.40am、12.10pm、1.30pm、3.40pm

アグロドームの公式サイトはこちら

最後にもう一つ!ニュージーランドで最も有名な羊「シュレック」

ニュージーランドの牧場にいる羊は家畜用なので、自然界では生きていけません。次々と生えてくる自分の毛の重量で動けなくなって死んでしまうのだそうです。

そのため牧場を脱走したとしても、通常は2~3年ほどで死んでしまうのだとか。しかし、上記の羊、通称「シュレック」は脱走して6年間生きていたのです。

1998年、オタゴで飼われていたシュレックは、失踪してから6年経過2014年、山の洞穴の中にいたところを発見されたのです。

洞窟の中で生きていた事と、毛が伸び放題(なんと27kgの羊毛に包まれていました)事で、あの有名な映画の主人公、「シュレック」と名付けられました。

ニュースで取り上げられた事によりスターとなった彼は、その後専用の小屋やショールームなども与えられ、17歳まで生きることが出来ました。羊の平均寿命は10~12年。と言われているため、生命力の強い羊だということがうかがえますね!

こんな事が一大ニュースとして取り上げられるニュージーランド。やっぱり平和で良い国ですね!

まとめ

今日は、「これぞニュージーランドのシンボル!」と言っても過言では無い羊について解説しました。

上記に紹介した場所以外でも、郊外に行けばたくさんの羊が見れるので、記念写真をたくさん撮ってくださいね!