ニュージーランドと言えば見渡す限りに広がる広大な牧場!ということで、短期~長期のファームステイもおすすめです。
ファームステイとは、実際に農場に住み込みで働き、その対価として住む場所や食べ物、賃金等がもらえる。という体験型の働き方です。
大自然の中で動物とふれあったり、田舎の生活を味わったりすることができるので、「ワーホリや留学生にちょっと違った体験がしたい。」と言う方には是非おすすめです!
今日は、ニュージーランド在住歴12年で、実際にファームで働いたこともある私が、ファームステイについての情報を解説していきます!
ファームステイを選ぶ理由
1.自分を知れる
農場は、働く場所にもよりますが、都会とは全く違った体験が出来、仕事、人間関係、都会の喧騒から解放されて、新しい自分の発見があるかもしれません。
酪農家(Dairy Farm)では夜明けと共に起床したり、インターネットや電話が通じない場所に住んだり…と、今までに無いワーク・ライフスタイルを通し、自分への理解が深まるでしょう。
2.英語でコミュニケーションがとれる
ニュージーランドの農場主、ファーマー達のほとんどは何世代も現地で農家を運営してきた人々です。彼らのこてこての「ニュージーランド訛り」(通称Kiwi Accent) の英語とコミュニケーションをとる事により、語学力も伸ばすことが出来ます。
3.ニュージーランドの生活スタイルを学びながらや新たなスキルを取得できる
もちろん農場主が何を求めているかにもよりますが、ファームステイ中には様々な仕事を頼まれます。実際に筆者が体験したものとしては;
- 家畜への餌あげ
- 牛の乳しぼり
- 農場のフェンス作りや修理
- 家畜の追い立て(牧羊犬の様な感じです!)
- 蒔き割り
- 家の掃除
- 子供のお守り
- 小屋や農場器具のメンテや整理
などが挙げられます。力仕事の物もありますが、女性のファーマーもたくさんニュージーランドでは働いているので、やる気があれば男女関係なくできると思います!
こういった仕事を通し、ニュージーランドの農家での生活について学べ、新しい生活スキル(特にDIYスキル)を得ることができます。
探し方
大手の留学エージェントに頼むと、ファームステイ先を斡旋してくれるとは思います。が、ニュージーランドには「ファームステイをしたい!」という方にとっておきのサービスがあります。その名も「ウーフ(WWOOF)」。
WWOOFとは「World Wide Opportunities of Organic Farm」 の略で、農場で働きたい!というボランティア側と、働き手が欲しい!という農場側をつなぐサービスです。
基本的にはお金のやり取りはなく、1日に3〜5時間(仕事内容、週の休みの日数によって様々)働く代わりに宿泊費、食費、生活費をホストが負担してくれる仕組みになっています。ニュージーランドのみならず、世界各国に利用者がいます。
以下の二つのサイトが有名です。
- WWOOF: https://wwoof.net/
- Workaway: https://www.workaway.info/
ほとんどのウーファー(ウーフ利用者)は欧米出身のバックパッカーなので、いろいろな国の人とも仲良くなれ、ネットワーキングの場としてもおすすめです。
農場や牧場だけでなく、ヴィンヤード(ワイン農家)やホテル、ゲストハウスや家事やベビーシッティングなど多様な職種を探すことが出来ます。
過渡期はニュージーランドの夏の間ですが、仕事を探したい人も多いので、冬の間にウーフ先を探すのもおすすめです。
ファームステイにかかる費用、ビザ
ウーフの様な、働いた分、滞在費や食費を無料にしてもらえる「エクスチェンジタイプ」なら、比較的安くファームステイを体験することができます。
一方、ゆっくりとホームステイのように農場に住み、乗馬などの体験ができる「ホリデータイプ」は、プログラムにより費用が変わってきます。留学エージェント等が紹介してくれるファームステイのほとんどはこのタイプです。
短い期間であれば1日体験コースもありますが、通常1週間、2週間、1か月程度のプログラムが多いです。
一般的な費用は、1週間で約15万円程度になります。安いプログラムなら1人1泊約7,000円くらいで体験できるものもあります。
ビザは、3か月以内であれば観光ビザ(ETA)のみで大丈夫です。もし金銭の取引が発生したり、3か月以上の期間ファームステイしたいという方は、ワーキングホリデー等のビザの取得が必要になります。
必要な語学力
上記の「ホリデータイプ」の場合は旅行と同じだとホストファミリーも認識していることに加え、滞在期間も短いことから、あまり英語力は問題視されません。そのため、自分のペースでホストファミリーと一緒に英語を勉強すれば大丈夫だと思います。
労働型の「エクスチェンジタイプ」は、一定期間ホストファミリーと生活し、実際に仕事もするので、日常会話ができる程度の英語力が必要です。
まとめ
今日はニュージーランドのファームステイについて解説して来ました。
日本でのせわしない生活や、都会の喧騒から離れた時間を過ごしたい方、動物好きだし、田舎暮らしも興味ある、という方は、ぜひその思いを実行に移してみて下さい!一生の財産になること間違いなしですよ!